英語科新任教員必見!パフォーマンス課題の取り入れ方【授業のコツ】

教職

この記事を読んでわかること

  • パフォーマンス課題の種類
  • パフォーマンス課題の簡単な取り入れ方
  • パフォーマンス課題がもたらす効果
中学校での英語の授業を想定しています。小学校や高校で使えることがあれば、アレンジしてみてくださいね。 [toc]

パフォーマンス課題とは

2021年に施行される新学習指導要領(参照:文部科学省ホームページ)には、中学校外国語のポイントは以下のように示されています。
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”80″ fontweight=”” bgcolor=”#3F51B5″ color=”#fff” margin=”0 0 0 -6px”]ココがポイント[/st-minihukidashi]
[st-cmemo fontawesome=”fa-hand-o-right” iconcolor=”#3F51B5″ bgcolor=”#E8EAF6″ color=”#000000″ iconsize=”200″]
  • 「話すこと」が「発表」と「やり取り」に分けられる。→プレゼンなどのモノログと会話などのダイアログをする力を生徒に着けさせなければならない。
  • 英語の授業は英語で行う。
  • 語彙数と文法事項は簡単な仮定法が増える。
[/st-cmemo] ここからわかるように、パフォーマンス課題とは、受け身の学習ではないことです。 プレゼンを例に解説しましょう。何かのトピックについて英語を読み、それをまとめる為に原稿を書く。そして、それを英語で発表する(話す)。 多くの資料では、主に話すことをパフォーマンス課題と捉えられているようです。しかし、私は例示したようにプレゼンに要する一連の学習に関することをパフォーマンス課題と捉えています。 [st-cmemo fontawesome=”fa-external-link” iconcolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#fafafa” color=”#757575″ bordercolor=”” borderwidth=”” iconsize=””] 新学習指導要領に関するわかりやすい資料です。 [/st-cmemo]

パフォーマンス課題を取り入れよう

まず授業はパターン化しましょう。 [st-card myclass=”” id=”1230″ label=”関連記事” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on” thumbnail=”on” type=””]

スモールトーク

これは簡単に取り入れられる割に効果が高い。そして、ライティングにも発展させることができる優秀な手法です。(ライティングからスピーキングも可) 授業の冒頭に帯活動を入れます。その時に学習している文法事項を使って、「やり取り」を行いましょう。 準備はスライドに質問と答えの例を書いておくだけ!(不定詞編)
A. What do you like to do on weekend? B.(例)I like to play tennis. / I like to cook with my sister. A.  [リアクション] Wow! / Nice. / Great. / Me, too.
[st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]必ずリアクションを取らせること!1年次に徹底的に練習をさせます。自然な英語のやり取りを身に着けさせることができます。[/st-point]  
[st-minihukidashi fontawesome=”fa-search” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#66BB6A” color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]手順まとめ[/st-minihukidashi]
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#E8F5E9″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]
  1. 質問と答えを練習。質問の意味を理解させ、自分の答えを考えさせる。
  2. じゃんけんでAとBの役割を決める。
  3. 制限時間は30秒(1分)などと決め、会話スタート。
  4. 役割交代。
※会話が終わったら、Thank you. と言う、拍手やハイタッチで終わる。とすると中学生の男女でも仲良く取り組むことができる活動です。 [/st-mybox]

Questions and Answers

こちらは、毎回の授業最後5分や、テスト前の自習時間に行える活動です。以下のような質問シートを用意し、先生はランダムにその質問を生徒にするだけ。
Questions & Answers 1.How are you? 2.How’s the weather? 3.What day is it today? 最初は簡単な質問にし、番号順にその学年で学習する文法事項の質問を入れる。 41. Which season do you like? 42. Who is the tallest girl in your class? 最後は2分以上で答える質問を入れる。 50. Tell me about your family.
これがけっこう効果大!なぜなら1対1で向き合って、即レスができるからです。一人にかける時間は30秒あるかないか。   [st-kaiwa1]今の質問には、こんな風に答えようね。はい、もう一度。[/st-kaiwa1]   例え間違っても1対1なので、生徒はあまり恥ずかしさがありません。また、友達同士で練習もできますので、自然と教え合う雰囲気が作れる良い手法。 質問シートは1年の最初に作成し、年間通して使うことができるので、無駄が省けますよ。 [st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]各学期、質問をクリアする数を生徒に伝え、それをそのまま成績に入れます。合格するまで何度も挑戦できるので、テストが苦手な子も毎回の授業を頑張るように![/st-point]

教科書のライティングは必ず自分の言葉で書かせる

当たり前ですよね。でも、英語が苦手な子はこれがかなりしんどいんです。 そんな子にも英作文をさせるためには、教科書の例よりももっと簡単なものを示せばいいのです。   [st-kaiwa1]簡単な文でも立派な英語だよ!よくできたね。[/st-kaiwa1]   と、背中を押しましょう。よくできる子が手を抜いて、簡単バージョンを提出してきたら、やり直しです。生徒には、それぞれの能力があります。「あなたならもっとできる!工夫しよう。」と、やる気を上げてあげましょう。 [st-point fontsize=”” fontweight=”bold” bordercolor=””]添削はできるだけ、生徒の目の前で授業中に行いましょう。どこが間違っているか、どこが優れているかを直接伝えることに意味があります。[/st-point]

まとめ

この記事では、パフォーマンス課題を拡大解釈しています。今回記事を書くにあたって、定義を調べてみましたが、明確なものを見つけることができませんでした。 現役教員だった時、教育委員会の先生と一緒に公開授業をすることがありました。この解釈にご指摘はなし。ちなみに大学の先生も監修でした。 そんな私からのアドバイスまとめ [st-cmemo myclass=”st-text-guide st-text-guide-point” fontawesome=”fa-check” iconcolor=”#FF8F00″ bgcolor=”#FFF8E1″ color=”#000000″ bordercolor=”#FFE082″ borderwidth=”” iconsize=”150″]
  • スモールトークでSpeakingとWritingの両方の力を着けさせよう。
  • Q&Aで1対1、即効性のあるフィードバックで生徒のやる気を上げよう。
  • ライティングはハードルを低く、どの生徒にも「できる!」を感じさせよう。
[/st-cmemo] コツはつかめましたか?新任の先生は思いついたことをどんどんやって、自分のスタイルを見つけていきましょう! [st-card myclass=”” id=”1258″ label=”オススメ” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” fontawesome=”” readmore=”on” thumbnail=”on” type=””]]]>

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