PMSをご存知ですか?PMSとは、日本語で月経前症候群と呼ばれています。わたしがPMSを認識したのは、2012年。その頃、やっとこの現象や言葉が認知され始めた頃ではないでしょうか。
月経前症候群というくらいなので、生理前に症状があらわれます。症状は身体的、精神的なものがあり、むくみ、めまい、イライラ、不安など。生理が始まると、ウソのようにこういった症状がなくなります。
PMSの定義など、詳しくは日本産婦人科学会のHPをご覧くださいね。
わたしは、この厄介なものに約5年(28〜32才、アラサーど真ん中)ほど悩まされていました。5年のPMS記録が、PMSで悩む誰かのためになることを願って、わたしの経験をお伝えします。
もくじ
PMSの症状(わたしの場合)
特定の食べ物をやたらと食べる
主にチョコレート、ハイチュウやグミ、ドライフルーツ。なぜこの食べ物にこだわるんでしょうね。理由はわかりません。
チョコレート、ハイチュウ、グミは通勤途中、コンビニや駅の売店が目に入れば、買っていた気が・・・。普段、一切コンビニに行きません。でも、PMSの時は、ちょくちょく寄って、買ってすぐに食べていました。
ドライフルーツは、製菓店にキロ売りのものがあるんです!何と...それをお茶わんに入れ、夕食時に食べていました。おかしいですよね?完全に奇行です。
うつ状態になる
「生きている意味がない」が口癖に。しかもそれを友だちに言ってしまう。友だちに八つ当たり。
わたしは人から、「前向きで明るい!」という印象を持たれることが多いです。事実、そうです。でも、人格まで変えてしまうのか!?と思うほど、暗闇に包まれるのが・・・PMS!!
どうしてこんな状態になるのでしょうか?鬱になる原因を探っていきましょう!
うつ状態になる原因は!?
幸せを掴んでいく友だちが増えていく
日本では、いまだに独身=ネガティブなイメージがありませんか?
28才でPMSを認識したころ、周りは結婚ラッシュ!!どんどん自分が取り残されていくような気がしました。29才で、高校の仲良しグループで唯一の独身になった衝撃は今でも忘ることができません。
「わたしは誰からも必要とされていない。」=価値のない人間
という思考がわたしの中を巡っていきました。
失恋をした
28才の時に失恋をしました。三角関係の末、敗者に。しかも、職場にその3人が!!地獄絵図ですよね。当時、恋愛偏差値が幼稚園レベルだったので、立ち直ることがなかなかできませんでした。
負け組を痛感するわたしの元に届く、結婚式の招待状の数々・・・。加速する負のループ!止まらない、PMS鬱。本当にしんどかったです。
病院を受診
同じくPMSで苦しむ友だちから、婦人科で薬を処方してもらえるという朗報が!
地元の産婦人科に行き、加味逍遙散(カミショウヨウサン)という漢方をもらうことができました。イライラを抑える要素が入っているとのこと。1日に3度、ゆっくりと白湯で飲むように指示されました。
飲んでしばらくして、「おお!これは効いている!!」
と、感じましたが、気休めだったのか、PMS鬱から解放されることはありませんでした。
人によっては、かなり効くようですよ。PMSで悩んでいるなら、レディースクリニックや婦人科を受診してみては?産婦人科は待ち時間が長いところが多いように感じました。レディースクリニックがオススメですよ。
オーストラリアで少し改善
28才に認識したPMSから4年、32才でオーストラリアにアラサー 留学へ。誰もわたしのことを知らない場所で、新しい生活!とても新鮮でした。
日本とは違い、オーストラリアでは、独身=ネガティブというイメージはあまりないように感じました。日に日に、「価値のない自分」から「一度きりの人生で好きなことをする自分」に考えが変わっていきました。
精神面が健康になり、少しずつPMS鬱が改善!
とは言え、大学院の勉強という新たなストレスが加わり、PMS時にグミやドライフルーツなどを食べることは止められませんでした。
夫と出会ってほぼ解放される
PMSの原因はストレスです。原因は人それぞれですよね。わたしの最大のストレスは「独身(シングル)でいること。」でした。
夫と出会ってから、ずっと遠距離。オーストラリア国内でも、1000km以上離れていました。その後、日豪で遠距離恋愛・結婚。それでも、シングルから解放され、誰かに必要とされる日々に心が満たされていきました。
なぜほぼ解放されるなのかというと、精神的なPMSはよくなりましたが、身体的な変化が現れたんですよねー。
それは・・・眠気なんです。これはPMSに限らず、排卵日前に起こります。上手に付き合っていくしかないですね。
長谷川潤ちゃんのポッドキャスト
わたしの大好きな長谷川潤ちゃんのポッドキャストでPMSについて、語られている回が!一度でも、PMSを経験した方には、「うんうん、それそれ!」と思うことが満載!よかったら、リンクをクリックして聴いてみてくださいね。
この回のゲストは西村留美さんという、女性ホルモン専門家の方です。
ストレスの原因を探ろう
PMSに悩む方は、ストレスの原因が何なのかを徹底的に探ってみてはどうでしょうか!?人と比べるものではないので、ストレスの原因がおかしいなんてことはありません!
わたしのストレスは「シングルでいること。」でした。人それぞれです。ストレスの原因と向き合えば、少しは症状が改善するかもしれませんね!
おわりに
PMSの症状や原因は千差万別。正直、お友だちやパートナー、家族の苦しみを理解するのは難しいです。でも、寄り添うことはできると思いませんか?
PMSの時に大量のドライフルーツを食べるわたしを、優しく見守ってくれた母。うつ状態のわたしの話を優しく聞いてくれた友だちに、とても感謝しています。
そして、PMSの苦しみから救ってくれた夫にも感謝の気持ちでいっぱいです。今後、新たなストレスで、あの苦しみが戻ってくるかもしれません。でも!その時は、この経験を糧にしんどさと向き合えたらいいな。って思っています。
さわ田
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