こうやって燃える人に水をさすつもりは一切ありません。
あ、どうも教員歴13年のものです。
教員採用試験に受かったはいいものの・・・過酷な労働環境のため休職をする人は後を絶ちません。私立の場合も同じようなものですね。
また、他に興味が湧いても超安定の職を辞めるのは、勇気がいるもの。
正式に教員として採用される前に、ぜひ知っておいてほしいことをまとめていきますね。
今回は、【キャリア編】ということで、次のことをお話します。
ココがポイント
- 海外にある日本人学校で働くこと
- 大学院進学
- 教員から他職に転職
もくじ
教員の休職率
言わずもがなですが、教員の仕事はしんどいです。教員の長時間労働は、たびたびニュースでも取り上げられています。しかし、働き方改革はなかなか進まず、心を傷めて休職する教員はなかなか減らないのが現実。
文部科学省の調査によれば、年に約5000人の教員が休職しているそう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まじめな教師を休職に追い込む4つの深刻問題(東洋経済新聞)
日本人学校で働くには
日本人学校と日本人補習校の違い
日本人学校
海外にある全日制の小中学校。特別支援学級を有する学校もある。日本の小中学校同様、学習指導要領にのっとった指導がなされる。
補習校
土曜日や平日の放課後などを使い、現地校やインターナショナルスクール(在外の)に通う日本人の児童生徒に向けた学校。
数は少ないですが、海外に拠点を置く私立学校も存在します。
日本人学校で働くために必要なもの
日本人学校は、海外にある日本の学校です。必ず、日本の教員免許が必要です!もし、あなたが少しでも日本人学校での勤務に興味があるなら、小学校の免許を取ることを強くオススメします。
なぜなら、日本人学校に通う多くの子どもたちは小学生。中高と学齢が上がるにつれ、現地校を選ぶケースが多いそう。
あなたが中学校1種免許を持っているなら、通信で小学校2種を取ることも可能。詳しくは↓で解説しています。
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日本人学校に採用方法は?
主な日本人学校の採用方法は、次の2つ。
各自治体から
まず教員採用試験に合格し、公立学校の教員として勤務します。各自治体に、日本人学校での勤務の募集要項が送られてきます。(時に管理職の手元で止まっていることあり!興味のある人は、必ず年度当初に管理職にその旨を伝えておきましょう。)
だいたいの自治体では、数年勤務していることを条件に、日本人学校勤務の試験を受けることが可能。
おおまかな流れは、
自治体での試験→(都道府県単位の試験)→文部科学省/外務省での試験
派遣国を選ぶことはできません!この国は嫌だな〜。なんて思っても、お断りすることは難しいですよ。覚悟が必要!
日本人学校に直接応募
各日本人学校では、直接採用も行なっています。それぞれの学校のホームページや、海外子女教育振興財団のホームページで確認しましょう。
大学院進学
大学院進学は国内、海外どちらでもOK!修士号があれば、給料のベースがUPします。大学院進学は、投資と考えてもいいのでは!?
オススメポイント
- ベースの給料が上がれば、ボーナスも上がる
- 大学講師という道が開ける
- 教員採用試験に圧倒的に有利
大卒すぐに院に進学しなくてもいいです。教員志望であれば、講師を2年ほどして資金を貯め、大学院進学もアリ。教員になることを迷っていれば、一般企業→院→教員でもOK!
学校以外の経験が豊富な人は、教員として魅力がありますよ。
教師/教員からの転職
教員は社会経験としてみなされない
まず、大前提として「教員としての勤務は社会人経験とみなされない」という事実を知っておきましょう。
なぜ、そうなのか・・・働いてみればすぐにその理由がわかります。
私もこれまで、数々の転職サイトを見てきました。私がよく転職求人を見ていた頃は「教員経験×」と書かれていましたよ。
塾講師や習い事の教室経営など、教員の経験をかってくれるところもありますが・・・。異業種に転職する場合は簡単ではない印象を受けました。
でも・・・
教員転職向けのサイト
大手の転職エージェントももちろんいいのですが、教員からの転職に特化したこんな会社はいかがでしょうか?
Education Career
幅広い業種への転職をお手伝いしてくれます。教員からの転職についてのコラムは必読!
Education Careerさんのホームページ
これまで安定した仕事をしていた人が、フリーランスになるのは、かなり勇気がいること!でもね、発想の転換をしてみてください。
教員って何かのエキスパートなんですよ。教科でも、部活指導でも。それを活かして、フリーランスとして働いてみるっていう選択もアリではないでしょうか?
まとめ
ズバリ!教員であるあなたに付加価値をつけましょう。
もし、あなたが学生なら、この先40年ほど社会人としての人生が待っています。もちろん、教員一筋も素晴らしいことです。
でも、もう少し広い視野で自分の未来を見つめませんか?
教員以外の経験は、必ず生徒の役に立ちます!断言。
さわ田
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